歯痛と、命の話

歯ブラシの写真。日々のルーティンのなかにある、命と向き合う静かな時間を象徴しています

歯が、とてつもなく痛かった。
鎮静剤を飲んでも効かない。
いつまで続くのかこの苦行は、と天井を見つめる。

ふと「昔の人は歯が痛くて食べられず、命を落としたりしたのでは」と考えた。
なにかこう、人間の本質的な弱さに直面したような、ぼんやりとした不安感があった。

わたしは歯が丈夫な方で、虫歯知らずでここまで来た。
なのに、この痛み。
悶絶。

予約を取り、歯医者に行った。
結果は歯肉炎。
歯と歯茎のすき間に針金のような器具を入れられてチェックされるのだが、これが凶器かと思うほど痛い。
叫びたくなるという感情が喉の奥で跳ねていた。

神経を抜かずに済んだのは救いだった。
丁寧で保守的な歯医者さんに感謝。

帰宅後、iHerbのアプリを開いた。
なにか、歯肉炎に効きそうなものはないかと探す。
こんな時、自分にできることが少しでもあると、心が落ち着く。

ビタミンCとコエンザイムQ10が良いらしい。
歯茎も肌と同じなのだ。
サプリは手元にあるもので補えそう。
あとは、よさそうな粉末タイプの歯磨き粉とマウスウォッシュで歯茎ケアを追加。

歯医者はサボらず行くべきだと思った。
芸能人でなくても、歯は命。
いや、むしろわたしたちこそ命。

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